氏賀Y太「真・現代猟奇伝 (夢雅COMICS)」
漫画として大変面白そうなのです。
というのもですね、内容をid:FUKAMACHIさん*1のところで知りましてね。
なので勝手に引用させていただきます。
次はお隣の国。「そこの肉片に告ぐ」という話では、ある女性が生きながら解体される。処刑である。「将軍様への不満を漏らした」(笑)という罪で。その女性の子供はそれを強制的に一部始終見せつけられる。で、女性は手足を切断、腹を割かれ、最後は蟹の甲羅を剥ぐように顔を割られ、脳みそがグロテスクに現れる。
子供は当然失神寸前である。まあ、そこまでなら凶悪なスプラッター作品で片付くかもしれないが、刑場を去る子供に向かって、処刑人がほろりと情を見せるのである。「死体を持っていけ。肉屋に持っていけば少しは金になる。二度と……来るなよ」その国の政治体制、経済状況を端的に示しており、どっちかと言えば、こっちの言葉の方がまずいかなと思われる。肉屋って……。
「死体を持っていけ。肉屋に持っていけば少しは金になる。二度と……来るなよ」あー、すげぇ読みたい!!
題は「ゆめいろハンバーグ」。内容を考えると、凶悪なタイトルである。
ストーリーは、SF近未来風で、「姥捨て山」がモチーフとされている。近未来の日本では一定の年齢に達した高齢者は有無をいわさず安楽死させられるという法律が設定されている。
そして死んだ高齢者は「センター」という場所で解体され、ミンチ肉にされ、主にハンバーグなどに加工されて国民の食卓に饗されるのである。(氏賀のマンガには、食人をタブー視するという概念はない)
主人公は、その人肉解体所「センター」で働く女の子である。多額の借金を背負い、やむなく働かざるを得ないという孤独な人間である。「センター」なんかで働きやがって、と周囲に疎まれ、たまにレイプ(読者サービス)されてしまう。
で、ヒロインは、「おばあちゃんに会わせてー」と最近解体した老婦の孫に迫られるのだが、「ハンバーグになって、あなたが食ったのよ!」とキレ、まだ年端のいかない男の子をマウントポジションでがんがん殴るのである。
エロ抜きにすごいストーリーじゃないっすか。
さすが作家だけあって、あまり取り上げられることのない氏賀Y太の作品についてかなり仔細なレビューをしています。
いつも行く書店で売っていた気がするので、買おうかなと。
あと先輩に「デスフェイス」を押し付けられそうになりました。麻雀で負けたので。
あれも面白い漫画だったな。
学校で見つかったら*2間違いなく誰も口を聞いてくれなくなる*3のでもらわなかっただけです。
次いった時いただきます。
さ、寝よう。