祝・コミックビーム創刊10周年。

むかつくことの後は良いことだ。


アスキー(エンターブレイン)とコミックビーム桜玉吉に多大なる思い入れがあるので書かせて頂きます。
まずは俺とアスキー(分裂前)の出会いから。
いつごろかは分からないけれども、何気なく週刊アスキーを手にしたんだよなぁ。
いや、なんというか、俺が読んでいた頃の週刊アスキーは本当に神がかっていました。
俺のサブカル趣味形成に多大なる影響を与えた雑誌。
あと、今の腐ったMAC PowerなんかMAC POWERじゃないですが、俺が読んでいた頃のMac Powerも神雑誌だった。
マジで週刊アスキーMac Powerで学んだことは多いです。


そして桜玉吉との出会い。
週刊アスキーに現在も連載中の「ゲイツちゃん」。
どっかのMS-DOS長者にそっくりの「ゲイツちゃん」が四コマ目で「キィーーーーーー!!!」と発狂するだけのベタベタな漫画だったんだけど。
でもすごく面白いんだよ。その「キィーーーー!!!」に至るまでの過程が。


桜玉吉」かぁ…と名前を憶えていたある日。床屋帰りだったと思います。今は無き書店で「幽玄漫玉日記」の2巻を手に入れたのです。
まだ小学生だったっけかなぁ。
日記漫画とは面白いな、とか思ったのかしらないけど。
とにかくそれが運命の出会いでした。


訳、わかんないんですよ。
当然小学生には分かるわけもない単語連発で。深い内容で。
でもそのままずーっとはまり込んで、単行本が出るたびに買っていたなぁ。


で。確か中三のとき。「いばらの王」の連載が始まった巻だったと思います。
書店で何度も「読もうコミックビーム!」と言われていたその「コミックビーム」と俺は出会ってしまった。
もう玉吉は連載してなかったけれども、それでも立ち読みしてみたら面白い。
そして買う気になったのですが店員に立ち読みを注意*1されてムカついたので別の書店で買いましたが。
それから欠かさず買うようになって、ずーっと定期購読しています。


コミックビームの良いところは毎号コンスタントに読み切りが載ることです。
おかげで短編・読み切りにはまり込んでしまった。
読み切りに近い連載もあるし。(そのままずばり「よみきり☆もの」とか)
何より漫画表現の大きな実験場・真の若手漫画家の登竜門としての意味が大きい。


俺にとってコミックビームは毎月12日に届く空気のような存在ですが、すごく大切なものです。ビームのない一ヶ月は考えられないです。
何はともあれ、おめでとうございます。凄いよなぁ、あんな雑誌が10年続くなんて…。
あ、ちなみに「エマ」と「砂ぼうず」というアニメ化二作品を読み飛ばすという他誌の読者からしたら考えられないような読み方していますw
ビーマーだなぁ、俺。コマンタレビーマー。

*1:今はさすがに、店舗型の書店に於いていかに立ち読みが重要か気づいたから、注意するようなことはない…んじゃないのかなぁ?そーじゃなきゃ絶対潰れるぞ。