オタクに支持されるラブストーリー、支持されないラブストーリー

長年というほどでもないが、積もっていた疑問が氷解した。
大変攻撃的な文章なのでご注意を。批判上等。


オタクという言葉は便宜的に使っただけです。
具体的にはエロゲー*1であるとか萌えアニメであるとかに共感したり好きだったりする人のことです。


自分はそういったものが好きではないし、好きではないのでお金を出してそれを買うということもありません。
何故そうなのか分かったのです。


具体的には「現実の女性からの逃避」ということ。
(どうでもいいですが、いつか「電波男」を読んでみようと思います。きっと批判すると思うけど。)
萌えアニメ好きだけど彼女いるよ(いたよ)」という人は皆無です。


自分も迷走していた時期があったので、少しはやりました。エロゲーの類も。
もっともまともにやったと言えるのは「同級生」の2だけだけれども。
「同級生2」をやって思ったのは「俺も彼女欲しいなぁ〜」ってこと。


そしてもう一つの疑問が「何故オタクはエロゲーをやって虚しくないのか?」ということ。
出会いがない→エロゲー というのは成り立たないんじゃないの?余計、出会いがないことに対する虚しさが募るだけなんじゃないの?と思っていた。


分かった。
やっと分かったのです。
それは往々にしてそういった類のものが「現実的な非現実」だということ。


どういうことかというと、別に戦争状態だったりとかではなくて、今の世の中の延長線上に非現実的な世界が構築されているということです。
特に「学園もの」にその傾向が顕著なのですが。
余程(容姿が)格好良くない限り女の子選り取り見取りなんて状況はあり得ない。
ましてや12人の義理の妹なんてシチュエーションがあり得るわけもなく。
でも、その状況が「ひょっとしたらあるかも」と思わせる状況下に存在しているということ。


どう考えてもその手のものというのは絶対にあり得ないシチュエーションなわけですよ。
そんなに周りに女いねぇだろ、っていう。
現実の恋愛のプロセスとも違う。


おそらく幻想を売っているのだと思います。
ファンタジーというか、一種のメルヘンというか。
売る側も現実の恋愛を知らないし、買う側も知らない。だから成り立つ、と。
現実の恋愛を知っている人間からすると、そんなん誰が買うんですかいと思うのですが。
ありえねぇっつーの、バカじゃねーのと思う。


そしてエロゲーには何故性行為が伴うのか?
しかも大抵キャラクターは処女。
オタクの処女信仰というのも不思議だ。
お前ら絶対現実じゃ処女とヤれないだろう、と思うような人たちが処女を信仰するというのは不思議だ。


もうね、書いていて自分でも訳分からなくなってきましたよ。
とりあえず「そっち側」(=現実の女性なんかクズだという側)の主張というかバイブルとされている「電波男」買ってみようかと思いますが。


なんでこんなことを書いたかというと、26話を見て一発で惚れてしまったエウレカセブンが叩かれているからですw

ついき。

俺に彼女ができたのはつい最近ですが(といっても、約半年前。もうそんなになるのかー)あんまりエロゲーが好きじゃない、やっても虚しいだけじゃねぇの?ってのは昔から思っていたことです。

*1:所謂「抜きゲー」ではないハーレム的ストーリーのもの