10分くらいで「平和」について書いてみよう

そもそも平和なんてのはすごく曖昧で広い意味なんだよ。
ピンフなんだよ。
リーチ、ピンフ、ドラ2なんだよ。
平和の意味が「今戦争状態でないこと」が平和ならば今の日本は間違いなく平和だ。
しかし「数年間程度に渡って戦争の心配がないこと」なら否。
ましてや「侵略されていないこと」ならば大ペケもいいところ。
(ちなみに俺の場合は一番最後かな。故に今の日本は全くもって平和なのではない)
加えて意味が戦争に関してだけではないからもっと複雑だ。
じーさんが縁側に腰掛けつつ緑茶で一服しつつ意味もなく「平和だねぇー」とか言ったりするのも平和だ。


私の主張だと「戦後60年、日本はとても平和でした」なんて言っているバカがいると虫酸が走る。
…冷戦時の北海道の空自隊員の気持ちを考えたことがあるか?
そこには確かに、戦争と、リアルな人の死があった。
あまり国民は感心を示さなかったけれども。


何が言いたいか。
自分が言っている「平和」の定義も言わずに「平和」だ「憲法だ」言ってる奴は信用するなと。
特に上記の、大東亜戦争後の日本が平和だったなんて言ってる奴は頭が茹だっているやかん君だ。
いかに現実を見れていないかの証左ですなー。


日本人は麻原しょーこーがテロを起こしても目が覚めなかった*1
今やっと覚めつつあるけれども。
テロリズムに対して日本は無力だ。
何時狙われてもおかしくない。
そんな状況が「平和」か?安心して暮らせる社会か?と。
私は前述の空自隊員の気持ちを読んで、日本の「平和」憲法が決して「平和」憲法などではなく、寧ろ自国民それも空自隊員という命を懸けて祖国を防衛している人間の命を危険にさらした、危険な憲法だと改めて認識しました。
憲法第九条がどーのこーの言ってるバカども。現行憲法+現行自衛隊法でも余裕のよっちゃんで戦争はできんだよー。
なーにが崇高な理想だバカどもめー。


ま、そんなことっす。はい。

あともうちょい。

「世界から戦争をなくすために努力しなくてはいけない」と平和主義者は言うけれども。
無理です。絶対に無理です。
人間も動物である以上闘争本能は無くせません。
(動物だって、組織的な抗争をやります)
でも一つだけ無くす方法があります。
古屋兎丸「Marieの奏でる音楽」の方法。
(ネタバレばりばりなので嫌な人は読むな)
この漫画ではまさに「戦争・競争のない世界」が描かれています。
しかしそれは「Marie」と呼ばれる技術によるマインドコントロールと、ある一定の水準を超すと技術開発を停止させるというしかけによって保たれているもの。
果たしてそれが良いのか?
技術(科学)は悪なのか?
そんなことを考えさせられます。
自称平和主義者には是非読んでほしいね。


テクノロジーとはつまり全て戦争に直結するのですよ。
例えば自動車だってそう。
日本産の4WD、特にランクルとかサファリとか。
あれは防弾化されて砂漠地域での戦争・戦術を変えた立派な「兵器」です。
もっとプリミティブなことに戻ると、例えば棒っ切れだって武器になる。
それを防ぐにはマインドコントロールしかないよなぁ。
実に空恐ろしい話です。


これ以外で何か「戦争を無くす現実的なアイデア」を持ってる人がいたら教えてください。
多分無理。非現実的。たとえば「憲法第九条の理想を世界中に広めればぁ〜」なんて言ってるのはね。

*1:具体的には、射殺権限の拡大など警察権限の拡大