「電車男」はただただ不快だ
書かないって決めていたけれども。
やっぱ、俺プロレスLOVE…じゃない、2chLOVEじゃない。
そしてもはや古参となってしまった故に書かずにはいられない。
書籍化までは良い。
問題はその後のメディアミックス展開。
特に映像化。
もともとBBSというもの自体が大変映像化するのが難しいメディアなのですよ。
文章のやりとりなわけだから。
大変地味ーなやりとり。
唯一BBS(パソコン通信)の映像化に成功したと言われているのが「(ハル)」って映画だよね。
森田芳光のね。
見たことはないけれどもおぼろげな記憶としてはある。
ただなぜ映像化できたかというと、舞台がパソコン通信という匿名性の希薄なメディアだったから。
だから、発言者を一個人として描くことができた。
散々言われていて別に新しくもなんともないけれども。
「電車男」の場合「名無しさん」が正確に描かれていない、ということ。
名無しさんは普通の人間なんです。
大抵は。
そりゃあいろいろな人がいるとはいえ、大抵は「普通の人間」。
あそこまで(ドラマ版の話)個性的じゃないよ。
名無しさんに焦点を当てる(=キャラクターとして登場させる)ならばせめて2ちゃんねるのIDシステムくらいは再現するべき。
そもそも正確に2ちゃんねるが表現できていない*1しね。
IDシステムを再現すれば個人によるスタンス(=発言)の偏りも表現できるのだけれどもなぁー。
まぁそれはあくまで分かっている人向け。
ただ、同一スレッドに、同じ日に同じホストで書き込めばすべて同じIDになり(まぁもともと自作自演防止の機能なのだけれども)、すごく限定的なある意味コテハン的なものになる、と。
分からない人には説明してもどうしようもないけれども、これが再現できないことには話にならない。
何故俺が怒っているかというと。
一言も「2ちゃんねる」という単語が出てこないということ。
そう。誰かがブログだかニュースサイトだかで言ってたな。
「おまいには、2ちゃんねるがついている」それが、特定の掲示板(板)の名前を出さないことによって表現できていない。
ふざけてやがる。
そもそも既存のメディアは今まで、それこそネヲ麦に遡るけれども2ちゃんねるを肯定的にとらえたことが殆ど無い。
2ちゃん=悪の構図を必死に作ろうとしている。
まぁ当たり前田幸長のナックルボールなのですが。
だって今まで必死に隠してきた日本の暗部を晒したわけだからね。
(在日朝鮮人、部落問題、創価学会etc...)
加えて左翼メディアからしてみたら基本的に2ちゃんねるが右翼的、というのがある。
それなのに何ですか、メディアは必死に電車男を演出する。
「2ちゃんねる発の」とは一言も言わずに。
「インターネットの掲示板」とか酷い場合には「ブログで火がついた」とかほざく。
ふざけんじゃねぇ、と。
じゃあ。
電車男=作り話 説の下に話を進めるよ。
つまるところメディアの狙いというのは、2ちゃんねるへの厨房の大量流出なんじゃないか、と。
投稿のSignal/Noise比は俺がいたころに比べると遙かにNoiseが増えた。
とは言え一定のクオリティが保たれている。
厨房の大量流出、つまるところ2ちゃんの機能停止を狙ったものか?という。
それについてはどうなんだろう。
何よりお金の流れが不明確なのが気持ち悪いよなぁ。
ひろゆきは正直2ちゃんねるに関しては「どうでもいい」と思っているのかなぁ。
うーん。
でも彼の食い扶持は2ちゃんのおかげなわけだしなぁ。
例えまろゆきにポケットマネーが支払われたとしても麻呂はちゃんと2ちゃんのために金、使うか。
もしも一銭も2ちゃんねるに支払われていない場合は本当に上記の説の信憑性が高くなる。
幸いにして厨房の大量流出は起きていないけれども。
(厨房の巣窟がVIPだからか?)
もしも専門板に厨房が大量に流出したら…と思うと…。
(例えば、Vine Linuxのスレで「インストールの仕方を教えてください」とか聞くような奴が大量に増えると思うと…。)
空恐ろしい。
2ちゃんは今までのように「恐い掲示板」のイメージでいいと思う。
迂闊に書き込めない、へたに書き込んだらたたかれる。
そういう空気で良いと思う。
今は「半年ROMれ」なんてのも死語だな…。
俺はちゃんと半年くらいはROMだったよ。
まぁそんなこんなで大変怒っている次第であります。
