電気用品安全法の緩和について

既報の通り、ビンテージ楽器等は除外するとのこと。
とりあえずは一歩前進なのは確か。
ただ音楽という点だと、安価な中古楽器(具体的にはアンプなど)が手に入りにくくなるというあいかわらずの危機なのは確か。散々言われている通り、これから音楽を始める人にとって負担になるのではないかという事です。
特に新品がばか高いターンテーブルなんか困りますよね…。実際、この糞法の恩恵(?)でSL-1200MK3×2の中古を32500円という破格で買った友人もいるけれども。


そしてあいかわらず他の家電製品に関してはPSEマークがなければ販売禁止のまま。
いちいち一つの製品ごとにマークを取得しなきゃいけないわけですよ?
これがどれだけリサイクルショップにとって負担になることか。


中古ゲーム機に関しては「本体の売買は問題ない」との直々の通達がありましたが。
これは互換ACアダプタが出るのを待つしかないのでしょうか。
ただ電源内蔵型(PC-FXセガサターンドリームキャスト等)はあいかわらずアウトな訳で…。
認定取ってまで売る酔狂な人が果たしているのか?という話…。


あとは僕の愛するジャンクが完全に死亡ですね。ハードオフのジャンク品コーナーは今後PC関係しか置かなくなるでしょう。
ジャンク=動作確認しないよ(あるいは壊れても知らないよ)、なわけで、そういうものにPSEマークを付加すると言う方がおかしい話なわけで。
オーディオに関しては専門店が頑張ってくれてるみたいですが。
ただ、安価にジャンクでいかしたアンプとかを買うという楽しみはもうなくなるんだよなぁ。
(ヤフオクという道は残されていますが、どうもオーディオの類は実際に触ってから買いたい)


なにはともあれ、この法律が今後もっとまともな形になることを願っています。
まことしやかな噂(ソース2ch)とはいえ、自殺したリサイクルショップ経営者もいるという話ですし。これが本当だとしたら経済産業省は人殺しだ。

もう少し。

法案に反対するアーチストたちが「あくまで全ての"中古楽器"の除外を求める」と言ってますが。
少し自己中心的じゃないの?って思った。
音楽に関心がある人間はごく少数だと思います。それよりももっと、この法律が暮らしに密着したところで影響を与える、とそういうアプローチをしてくれる人はいないのかなぁ。
「俺たちはどーせゲームもやんねぇし、中古家電なんか買わないもんね〜」的スタンス*1はちょっと腹が立つかも。

*1:特に坂本教授w blogで少しフォローしてたけど…。