ほっときたい 世界のまずしさ

ひとつの極論だな、と思う。
どちらも極論なんだよ。
「ほっとけない」の方は「私たちはこんなに豊かな暮らしをしているのに、世界には貧しい人がいる!!」みたいな感じ。
「ほっときたい」の方は「日本はできるだけ日本のためにお金を使うべきだ」という感じ。


私としてはどちらにも賛同できないかな。
我が国のODAは十分すぎるほどです。
例えば無駄が多かったり、中国のように政治的に無意味(国連安保理に加盟している自称「先進国」になぜODAが要る?)なODAもありますが。
「ほっとけない」側の人間が政治的に左派(平和主義者)が多いというのもあるんじゃないのかなぁ。
例えば「対中ODAを一切止め、全て防衛費に回す」と要ったらどうなるか。
(しかし、我々の血税はあまりにも無駄に使われている。その上で「もっと援助しろ」と言うのか。)
経済的に言うと馬鹿言ってんじゃねぇよ、と。お前ら日本の借金の額知ってるのかと。
まずはテメェの国をなんとかしないとね…。


「ほっときたい」の方にも反論。
貧困国がなぜ貧困に喘いでいるのかという理由からね。
私も基本的には努力をしないのは良くないと思います。
だけれども、どうしようもない貧困の原因というものもある。それは地理的要因。
資源が何もない、食料すらない。売るものが何もない。
そら貧困国になりますよ。
我が国の場合「資源が何にもない」という人もいますが大嘘です。
それなりに自然災害が少なくてそれなりに住みやすい。(=余裕がある)
食料だって大昔は自給自足どころか鎖国なんて素敵な政策ができるほど豊かだった。
そういうバックグラウンドがあっての上なのですから。
また旧植民地の場合あまりにも植民地支配をしていた国の政策が酷かったり、独立後のアフターケアをしなかったりというのが問題。
(そ、の、て、ん、大日本帝国の植民地政策は欧米列強のそれよりも遙かに人間的だと思いますけどね?日本の植民地支配は非難して欧米のそれは批判しない。果たしてどこの国の人間がそう主張してるんでしょうねー?)
だから、「支援する必要なんかねぇよ、知ったこっちゃねぇよバーカ」という「ほっときたい」の主張にも反対かなぁ。
ただ、自分はどちらかというと「ほっときたい」側の人間です。


「ほっときたい」に関してだけど。
アメリカのハリケーンカトリーナ
支援なんかしてやる必要ないと思いますよ、悪いけど。
アメリカという超大国がなんで自国の災害対策も出来ないんだ。
それは一言で言うとブッシュが悪いから。
ブッシュの尻ぬぐいなんかしてやる必要ありません。


ま、そんなところでしょうか。