命短しということ
ちょっと自分語り全開になるので、厭な人はリンク先だけでも読んでください。
ワイヤードの海を泳いでいると(古い言い方だとサーフィンしていると)時折すごく良い文章に巡り会う。
…正直、感銘を受けました。
私も全日制高校を一年で退学し(正確には一年の途中で退学)同じ学校の定時制に入るという紆余曲折があり今の自分がいます。
そして大学進学を一応目指しているのですが…。
そろそろ勉強を始めよう、と思っていたところです。
私は今時珍しく「勉強するために」大学に行こうと思っています。
自分自身活字中毒で、日々活字とヒラギノを追っています。
そしてなにより衒学的というか、広く浅くモノを学ぶのが好き*1なのです。
知識欲のかたまりというか。
だから一度Webで検索を始めると止まらないのです。
でも、これもまた刹那なのかな、と。
好きなことだけをする。素敵じゃないか。
例えば数あるオトナ的説教の一つに将来困るからというものがありますが、そういうのは多くの場合常識というマニュアルを読み上げているだけでリアルな感覚としての「困り」が伴っていなかったりするのです。常識というものにはもちろん統計的なそれなりの裏付けなどがあったりするものですが、しかしそれは決して絶対のものではなくあくまで情報の一つとして自分で咀嚼し判断する事が大切なのだと僕は思います。何を隠そう自分もかつてはクソ真面目なマニュアル少年でありましたが、そういう人生は別にそこまで楽しくもなければ正しくもありません。必要なのはマイライフをマイセルフで構築しようとするガッツです。DIYです。
俺が一時期壊れてしまったのもこれなんだよな…。
中学三年の俺はまぁ高校受験というちょっとした人生の一山を超えようとしていました。
当時俺は中途半端に中学校の勉強ができました。
240人くらいいる学校でだいたい30番くらい。
テストの合計点数も五教科で400点、平均80点くらい。
まぁ普通科のトップクラスの高校に余裕で行けたわけです。
ところが当の本人はというと、商業高校の情報処理科への進学を希望していたのです。
行こうとしていたところは職業高校の県トップの高校とはいえ、模試受けたらそこの希望者で3位になってしまうという。
俺はその高校でトップクラスに入って大学に推薦で行こう。
そう考えていたわけです。
だけれど周りはその道を奨めなかった。
当たり前というば当たり前だ。
「自分の行きたいところへ行け」じゃなくて「行けるところへ行け」だもんね。
あと、俺は共学校に行きたかった。
俺の住む栃木県という県は全国でも数少ない県立の男女別学高がある県なのです。
逆に言えば極端に共学の普通科高校が少ない。
また、こういっちゃなんだが別学と共学を比べると別学のが学力の平均が上だったりする。
で、一応近くの共学ではトップクラスの高校にしようと思って願書も書いたわけですが。
土壇場になって変更しちゃったの。
普通は怖じ気づいてレベルを下げるためにするんだけど。
俺の場合上げたの。
結局、隣の市(とはいっても、俺の住む地区というのは見事に市のはじっこでいろんな市町村との境にある)の男子校を受けて、合格した。
だけれどもすぐに挫折ってのは訪れるわけで。
まぁ、すんげーバカな話なんだけど。
最初の後悔はね。PC-FXで同級生2やったのさ。
…あー、失敗したーーーーー!!!男子校なんか行くんじゃなかったーーーーーー!!!と。
その次は。
「春休みの宿題」なんてものが出されたわけですよ。
せっかく受験から解放された*2のにそんなことやってられっかファッキーーーーーーン!!ってことで当然全く手ぇつけず。
そしたらまぁものの見事に最初のテストでブーなわけです。
それからというものの坂道コロンブス。
現代国語と現代社会以外はまるで駄目の赤点連発という。
それでも担任が最後まで見捨てなかったのは入試の成績と現代国語で2位とった(マジ)ってことでかな…。
結局、ものの見事に不登校に。
あのなんというか抑圧された生活に耐えられなかったんだと思う。
女もいねぇー面白いこともねぇー友達すくねぇークラスになじめねぇー。
まぁそりゃあ辞めるさ。
辞めねぇわけねぇよ。
三学期なんかほとんど学校行かなかったし。
この進路選択は間違いなく間違っていたと思う。
当初の進路だと本当にトントン拍子でいろいろ進んでいたとおもう。
でもそれじゃ性根の腐った人間になっていたな。
人間挫折を味わわないと。
結果はよかったと思うよ。
あの高校に行ってなければさまざまな人との出会いはなかったし。
いろいろな経験もしなかったし。
だからあの一年間は今思うと大変貴重な一年間だった。
そして俺は今の高校に入り直したわけだが。
なんで今の高校を選んだか。
別に他の高校に行く道はあった。
だけれどもここを選んだというのは。
ひとつは定時制のアットホームな雰囲気が良いと思ったから。
でももう一つは、部活を続けたかったんだよね。
いや本当に部活に入って良かったと思ってるのですよ。
演劇部。
様々な人との素晴らしい出会いもこの部活でだし、ふつーに漫然と生きていたんじゃ絶対にできない体験もいっぱいしたし。
そのために俺はあの高校に行ったんだなぁと。
人生何が起こるかわからねぇ。
長々とくだらねぇこと書いたな。
よーするに何が言いたいかというと。
そんなくだらねぇ自称「オトナ」の言うことは全部Ignore、スルーしちまえと。
てめぇの生きたいようにやりたいように生きろと。
Live your lifeですよ。
その結果何が待っていてもしらねえ。
とにかく突き進めと。
誰のための人生か?っつったら自分のためだし。
結局のところ極論言っちゃえば他人のための人生なんかありえねぇと。
マザーテレサだろうがキリストだろうがみんな全部結局のところオナニーだ。
それが結果的に他人を助けたってだけ。
ただまぁ、他人に迷惑だけはかけるなよ、と。
それがまぁ人間として最低限のことだな。
さて。
寝るか。