新日曜美術館ベネチア・ビエンナーレ、OTAKUの衝撃

去年9月から11月までイタリア・ベネチアで開催された「第9回ベネチア・ビエンナーレ建築展」の日本館は、連日驚きと興奮に包まれた。日本館のテーマは「OTAKUが変えた都市空間」。東京・秋葉原を「家電の街」から「オタクの街」へと構造と景観を一変させた「アニメやマンガなどのオタク文化」を、「オタクの街」を会場に再現して展示するという前代未聞の挑戦である。


展示コミッショナー森川嘉一郎。34歳の若き都市研究家である。「OTAKU=個人の趣味」がいかにして秋葉原の都市景観を変え、現代の都市空間の中で、特異なモダンアートの世界を出現させたか、それがどのような可能性を秘めているのか? この画期的な展示は未来都市や芸術のあり方を変容させる可能性をも暗示したものとして、建築家のみならず、芸術家たちの間でも一大センセーションを巻き起こしている。出展者は「OTAKU」のカリスマ的存在の作家が勢ぞろいした。大嶋優木海洋堂など精細な作りと独特なエロティシズムをかもし出すフィギアが会場にびっしり並び、まさに秋葉原のオタク街が再現されて、観客を興奮させている。


ベネチア・ビエンナーレ」は11月7日に終了したが、展示主催者の国際交流基金はこの展示を2月中旬から日本でも紹介することを急遽決定した。この展示の開催は、日本の美術界にも大きな話題となるだろう。番組ではこの展示時期に合わせて「OTAKU=個人の趣味」がいかにして芸術へと昇華されたのかを、OTAKUアートを次々に世に出すカリスマ作家たちの創造の秘密、ビエンナーレ日本館の展示作品とその反響などを描きながら、新しい都市創造とアートの深いつながりを見てゆく。

再放送だったのか。知らんかった。


内容はなんというか、珍しくオタクを肯定的に取り上げていたなぁ。
「オタク的性格というのは全世界共通だが、オタク文化は日本独自のモノである」という森川嘉一郎氏の説にナットク。
まぁ、海外でも「geek」だとか、そーいう文化はあるけどね。


なによりNHKがこの内容をやったということに驚きですよ。
まぁ日本ひきこもり協会だもんね。
大嶋優木が意外とふつーの人物だったことにも驚いた。そしてもともとロリ畑の人じゃないってことも。


方々で報道されていたことをドキュメンタリーにしたという感じでまぁ新鮮さはなかったけれども、やっぱりNHKが(以下略
同人誌肯定してるよ。すげぇ。
というか全然ふつーの美術評論家つーかアナウンサーみたいなおばちゃんが「萌え」とか「やおい」とか言ってるよ。
そしてふつーにはなが引いてないよ。すげー。


個人的にはですね。森川嘉一郎氏は発声練習をするべきだと思うのですよ。あえいうえおあお。
喋り方がキモいとか言われちゃ元も子もないもんな。


最後にどーでもいいこと。
やたらとオレの涙腺刺激ソング「Komm,Süsser tod(甘き死よ、来たれ)」を流すのは反則だ。