コジコジざんまい。*5

ってことでコジコジを見た。


「カメ吉君 お茶断ちをする」はタイトル通り、修行のためカメ吉君が大好きなやかん君のお茶を断つ話。
見かねたコジコジがカメ大明神に直訴しにいく…ってストーリーなのですが。
原作でも読んで、またアニメでも前に見た覚えがある話。


まずはカメ大明神ってのがいいキャラクターなんだよなぁ。
典型的な名誉欲のかたまりで。
そしてカメ吉に不条理なお茶断ちの修行を命令する。
物知りじいさんとか、コジコジってのは醜い大人とか、不条理さをうまく描けていると思う。


そして、コジコジがまたいいんだよー。
強大な力を持っているということが明らかになって…。
でもハエを追っかけるバカバカしさも持ってて…。
やっぱ最高です。マンセーです。


「小さい小さい女の子」は、おとぎの国からメルヘンの国に流れ着いた、小さい小さい女の子をおとぎの国に帰してあげるという話。
コジコジ大活躍です。
それにしても物知りじいさんは大人げないなぁ…。でも、いるよなぁこういう大人。
やっぱりコジコジは不思議だ。そしてそれは「コジコジコジコジ」としか言い様が無い。


「ゲラン へそをまげる」は、ドーデスが褒められているのにも関わらず自分が褒められなくて「褒めて褒めて〜」って言って馬鹿にされる。
しかもカメ大明神にもバカにされる。
怒ったゲランが洞窟に籠って、メルヘンの国は陽が出なくなって大変なことに…って話。


これは「子供のような大人」と「大人になれない子供」の意地のぶつかり合いだね。
ゲランはコジコジのキャラクターの中でも最も子供な性格をしている。
そしてカメ大明神も自分がいちばんじゃないと気が済まなくて…。
そりゃあ意地のぶつかり合いにもなるわな…。


結局、コジコジがてきとーなカメ大明神のモノマネをしてゲランがだまされるというバカな話なのもまたいい。
そしてカメ大明神の評価も下がって。
いやはや、なかなか教訓になる話でしたよ。
しかし、タイトルが笑えるよなぁ。「ゲラン へそをまげる」て。


「正月君の結婚式」もタイトルまんまの話。
見どころはやっぱりジョニー君でしょう…。自ら披露宴のスピーチやらしてくれって頼むって…。身の程知らずにも程がある。
オチ読めたけど素敵でした。


「てるてる坊主のテル子」は、友達思いのテル子が何故友達思いかという話。
実は恋の話なんだけどね…。よかったなぁテル子。
ジョニーとハレハレ君の妖しい恋もちょっと発展…。
この話も原作で読んだ。最後が素敵だ…。