味噌のつくりかた。

さてと。
はてなの方では言ってた「お手伝い」をしたのです。
では、何のお手伝いかと言うとですね。
味噌の仕込みをしてたんですよ。


うちはおふくろが味噌を手作りしてましてね。
俺が生まれる前から、俺のおばさん(母の義理の姉)が作っていて、そして教わったのです。
今ではおふくろが教えて、今実際に作っている人が7人いるそうです。


味噌作りって案外簡単なんです。
材料は大豆、麹、塩(天然塩のがおいしいです)。
必要な道具はホーロー鍋と、できれば肉をミンチにする器械があると便利です。
ってことで、写真とともに実際の味噌作りの手順を紹介しようかなと。
実行する人はまぁいないと思いますが、後学のため見ておいて損はないかなぁと。
自分の食べる食品がどうやって作られるかってことを知るのは重要だと思います。


まずは分量。
うちは典型的な核家族*1で、大豆5kg、麹10kg、塩2kgです。
おすそわけする分もあるのでちょっと多めです。
あとうちはほぼ毎日味噌汁を食べるってのもあるからね。
この分量をだいたい守ればOKです。


では実際の手順に入ろうかなと。
まず、大豆を一晩水につけてふやかします。
そして次の日、柔らかくなるまで煮る。
煮終わったら、あとで使うので煮汁を若干とっておくのがミソです。



そのあとはひたすらミンチ、ミンチ、ミンチです。
結構重労働で時間もかかるので、別の人が平行して他の作業も行うといいでしょう。






このキッチュな絵柄は、俺のベビーバスですw
でっかいモノだったら別に何でもいいので、ここに麹と塩を入れて混ぜ合わせます。
塩は後で使うので500gくらいとっておきましょう。
塩を使うため当然手が痛くなります。肌の弱い人はゴム手袋はめましょう。
ちなみに、写ってるのはおふくろ。






ミンチし?錣辰紳豆と、とって?い深兔舛鮑?執腓錣擦泙后
本当は煮汁にも分量があるらしいけれども、うちのおふくろはてきとーです。
まぁ、水っぽくならない程度でしょうか。
麹が容器の下に残りやすいので、しっかり混ぜ混ぜしましょう。


混ぜ混ぜが終わったらホーロー容器に移すのですが、ここで我が家秘伝の技があるのです。
(必ずしもこれをやる必要はありません。空気が入らなければ良いのです。)
子供の頃はこれが楽しみだったなぁ…。



おだんごを



つくって



ピッチャー第一球、振りかぶって…



投げましたーー!!
っと、このようにして空気を抜いていくのです。
途中でぺたぺたして平らにするのを忘れないように。












できあがりです。
表面に塩を振って、ラップと内蓋をして、その上に新聞紙をかぶせて蓋をすればできあがり。
また後で使うので、塩は半分くらい残しておきましょう。
まわりをきちんと拭いておかないとカビの原因になるので、ぬかりのないように。
ラップのかわりに酢漬けの昆布を使う方法もあるそうですがうやって


一ヶ月後、よくかき混ぜてまた表面に塩を振れば仕込みは終了です。
できあがりは土用の丑の日を過ぎたら。
それまではひたすら待ちましょう。


この味噌、マジで旨いんですよ。
自分で作っただけ感激もひとしお、ってのもあるのですが。
私は生まれてこのかたほとんど市販の味噌を口にしたことがありません。*2
混じりっけなし、大豆と麹と塩だけだし、なにより自然に任せて発酵させるので。


まぁ、なかなか簡単にお試しあれ、とは言えないのですが。
興味があれば、栃木県内だったら教えると思うので(無論、おふくろが)。
こういうことをしているうちもあるんだよ、ってことです。


おまけ

何かくれるんかい。

おすわりはかったるいからしないよー







起きるのもかったりぃや。

ごっそさん。もっとよこせ。

*1:父母子、全部で三人。祖母とも同居しているが、祖母は食事制限のため味噌が喰えないからノーカウント

*2:味噌ラーメンとか、外食は別だよ。